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虐待対応の進め方

虐待の成立要件

児童虐待への対応には、一般の相談と異なり幾つかの特徴があります。 米国では40余年虐待の歴史があり、その啓蒙活動と対策推進の中心となったケンプ博士は、虐待の成立要件として以下を挙げております(ボックスD-1)。 親の問題、親子関係の障害、危機の発生と効果的な救出手段の途絶、の4点ですが、これらを排除することが虐待の発生防止を行う基本要件になります。現在は多くの国で虐待対応の複雑なシステムが動いていますが、原点は比較的簡素な考えからスタートしたものです。

D-1 虐待の成立要件(米国ケンプ、1978)

1.虐待する親は、身体的あるいは情緒的不安定があり、もしくは虐待経験がある
2. 親からみて子どもが愛せない、失望的に思われる
3.危機(crisis)が必ず生じる
4.危機が生じたときに、援助に有効なライフライン、コミュニケーションラインが途絶している
[参考資料]
RSケンプとCHケンプ著:「児童虐待」ハーバード大学出版会1978
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