文献・研究等の収集と分析
2021年度研究
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子ども虐待に関する文献研究 児童虐待重大事例の分析 2010年~2020年(第1報)
研究代表者名 増沢 高(子どもの虹情報研修センター)
1. 目的
2021年度の文献研究は、2011年から2020年までに起こった児童虐待による死亡事例をはじめとした重大事件をピックアップし、それらについての文献、資料等を収集、分析を行った。2021年度には2011年から2015年までの事件、2021年度には2016年から2020年までの事件を対象とした。なおこの研究は、2000年から2010年までの事例を取り上げた「児童虐待重大事例の分析」(平成22年度、平成23年度報告書)に続くものである。繰り返し報道されるなどして、社会が注目し、児童虐待の防止制度や対応の在り方に影響を与えた事件を数十例抽出し、事例の内容、発覚後の経過、検証報告書などによる事例への評価、事件の影響などをまとめ、各事例に共通する事柄や重症化を予防する視点などを分析、考察することを目的とした。
2. 研究の内容
今年度は、以下の15事件を取り上げた。①杉並3歳里子虐待死事件 ②岡山16歳娘監禁致死事件 ③柏男児餓死事件 ④朝霞5歳男児暴行死事件 ⑤横浜雑木林6歳女児遺棄事件 ⑥広島小5女児暴行死事件 ⑦尼崎中3男子監禁事件 ⑧葛飾2歳女児虐待死事件 ⑨富士見ベビーシッター2歳男児虐待死事件 ⑩厚木5歳男児虐待事件 ⑪足立4歳次男遺棄事件 ⑫川口17歳少年祖父母殺害事件 ⑬糸魚川性被虐15歳女児嬰児殺害事件 ⑭西東京中2長男虐待自殺事件 ⑮相模原男子中学生保護見送り自殺事件
以上の事件について、家族の状況、事件の経過、事件へのコメント、事件がもたらした影響、事件の個別性からの気づきや知見等について、当時の新聞記事や検証報告書や文献資料をもとにまとめた。
