児童虐待に関する海外の状況の把握と分析
2007年度研究
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イギリスにおける児童虐待の対応視察報告書
研究代表者名 川﨑 二三彦(子どもの虹情報研修センター)
イギリスは、児童虐待に対して19世紀からの長い取り組みの歴史を持つと同時に、近年、その制度や施策を大きく変化させている。したがって、イギリスの現在の児童虐待対応を深く学ぶことができれば、我が国の今後の児童虐待対策の発展にも大きく寄与すると思われることから、2007年4月、以下の4点を調査課題として、イギリス視察を行った。すなわち、①児童虐待対応の施策とシステム、②児童および家族への支援の実情-特に治療的ケアの状況、③児童虐待対応の専門職への研修のあり方、④児童虐待対応に関する教育と福祉の連携 以上である。
これらの調査課題を達成するため、以下の12機関、施設、個人等を訪問した。すなわちIntensive Parenting Project(IPP)インテンシブ・ペアレンティング・プロジェクト/K&C Social Services(SSD)ケンジントン&チェルシー地区ソーシャルサービス/Sure Startシュアスタート/Tavistock Clinicタビストッククリニック/David Gough教授(ロンドン大学 Executive Director)/Jonathan Picken教授(BAPSCAN会長・ロンドン大学)/The Caldecott Foundationカルデコット・ファンデーション/NSPCC英国児童虐待防止協会/The Lister Primary Health Centreリスタープライマリーヘルスセンター/The Mulberry Bush Schoolマルベリーブッシュスクール/Department for Education and Skills 教育技術省児童保護局/National Children’s Home(NCH)ナショナルチルドレンズホーム、以上である。
報告書では、これらの視察先の概要と併せて、今後の参考となるよう、帰国後に収集した資料なども含めて添付した。 -
イギリスにおける児童虐待の対応視察報告書(資料編)