人材育成に関する調査研究
2016年度研究
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市区町村児童家庭相談における人材育成モデルについての研究 (第3報) -コーディネート力育成の研修のありかたについて-
研究代表者名 宮島 清(日本社会事業大学専門職大学院)
本研究は、子ども家庭相談事業および要保護児童対策地域協議会の調整機関に携わる職員の専門性の向上、及び要保護児童対策地域協議会の機能の向上を図るため、それぞれを対象とした研修を企画、実施しながら、効果的な研修教材の開発と人材育成体系の構築を目指したものである。平成26年度から3年計画として行なわれており、第1報では「包括的アセスメント力」の育成を図るための研修教材の開発について報告し、第2報では、「ケースカンファレンスを行う力」の向上を目的とした研修のあり方を検討した。今回の第3報においては、「コーディネート」を中心とした研修のあり方を検討し、そのために有効な教材の検討も行った。
有効な研修方法と教材作成のために、まずコーディネートについての考え方を研修の中で解説し、研修生からのフィードバックを得て、「コーディネートの構造」について考え方の整理を行った。次に、その考え方を踏まえて演習を行い、コーディネートに関する有効な研修のあり方を検討した。
研究を進める過程で、コーディネートのための教材開発を進めた。